帯広市の郊外、河東郡音更町にある温泉で、帯広の中心部からはクルマで20分
ほどの距離である。泉質はナトリウム塩化物泉・炭酸水素泉であるが茶褐色のモール
泉として有名である。これは数百万年には海だった十勝平野の地底に堆積した
泥炭が長い時間をかけて地表近くに浸み出し、温泉の湯と混合されて湧出した
もの。泥マッサージと同じような美肌効果があるとのことである

1874年(明治7年)の『北海道地誌要領』には記載があり、すでにアイヌの人
たちによりクスリの湯として親しまれていたようだ。1900年に簡易的な共同浴場が
設けられ、1913年には現在の笹井ホテルの前身となる旅館が開業している。