春秋航空日本は8月20日から成田-新千歳間の運航を開始すると
発表しました。当面は一日一往復となる見込みです。

同社は2014年に日本国内線の運航を開始しました。当初成田-佐賀、
成田-広島、成田-高松の3路線を有していましたが高松線は昨年
10月に撤退しており現在は2路線のみとなっていました。混乱を
避けるために付記しますと、同社の国際線や春秋航空本体の国際線は
多彩な路線を抱えています。

今回の就航により成田-新千歳線は大手2社と国内LCC4社の合計
6社が競合する形となりました。ちなみにLCC4社がそろい踏みと
なる路線はこの路線だけです。運航スケジュールは以下の通りです。
◎IJ661便 成田07:15発  新千歳08:55着
◎IJ662便 新千歳09:40発 成田11:15着
使用機種はボーイング737-800となっています。

春秋航空日本でひとつだけ注意しておきたいことがあります。
それは万一、受託手荷物に破損が生じていた場合の申告期限です。
通常3日から7日以内などとなっている航空会社が多い中、春秋航空
日本はなんと当日が期限となっているのです。つまり後になって気づ
いてもOUT!なのです。ですから春秋航空に乗って、受託手荷物を
預けた時には、ターンテーブルで荷物を受け取ったら、すぐに
破損がないか点検しましょう。LCCを上手に利用する方法はこの
コラムで何回か取り上げて来ましたが、こういう細かな点も押えて
おく必要があるようです。

さて成田に就航するLCCがまた増えたということで、サンビクトリー
が提案し続けている「LBトリップ」(LCC&高速バスによる新しい
旅のかたち)に使うことが出来る成田空港発の新しいバスサービスが
期間限定で始まりますのでお伝えしておこうと思います。その名も
CHI BUS TORYチバストーリー。最近観光誘致にやたら熱心な千葉県が
勧進元となっています。設定ルートは2本。成田から房総半島を南下して
鴨川へ向かう鴨川ルートと、東へ向かって犬吠埼をめざす銚子ルートが
あります。鴨川ルートの見どころとしてはオープンタイプの観光列車
「里山トロッコ列車」が走る小湊鉄道、国内最多の象11頭を飼育する
市原ぞうの国、港の朝市が楽しい大原漁港、御宿の「月の沙漠
記念館」、鴨川シーワールドなどがあります。一方銚子ルート
では重要伝統的建造物群保存地区に選定されている佐原市の
町並み、東洋のドーバーと別称される屏風ヶ浦の雄大な絶壁
景観、銚子漁港、犬吠埼近くの「地球の丸く見える丘展望台」、
銚子市内の醤油工場見学、のんびり走るローカル私鉄銚子電鉄
などどちらのルートも見どころいっぱいです。運行期間は9月
17日(土)から10月31日(月), 鴨川ルートは1日6便(3往復)
の運行があり、1日乗り放題チケットが1,000円。銚子ルートは
4便運行で1日乗り放題チケット700円となっています。
そして何より嬉しい特典サービスは成田空港発着の航空便
利用者はバス運賃が無料になるのです。羽田に負けたくない!
という千葉県の意地を垣間見せる大盤振る舞い、大いに活用
しようではありませんか。

春秋航空日本、チバストーリーとも詳細問い合わせ、お申し込みは
サンビクトリーへご連絡下さい。