その大きな全面2枚窓の容貌から「青ガエル」の愛称で親しまれてきた
東急電鉄の初代5000系車両が熊本電鉄でラストランを迎えることになった。
70年代末までは東横線でも走っていた青ガエル。その後地方私鉄に活路を
見い出して長野電鉄、岳南鉄道、福島交通、熊本電鉄などで第二の人生!?を
送っていた。ただいちばん知られている1台は渋谷駅ハチ公前にデンと置かれたカット
ボディ車かも知れない。営業路線を現役で走行するのは熊本電鉄が最後の
砦となっていたのだが、ついにそこからも完全に引退することが決まり、2月14日、
なぜかバレンタインデーがラストランの日となった。この頃の「鉄系ラスト騒ぎ」から考えれば
この日も全国ニュースになるほどの人波が熊本を訪れることになるだろう。