日本航空と日本医師会は連携して、機内で具合の悪くなった乗客への応急処置に
あたる医師の事前登録制度を開始する。制度が開始されると客室乗務員は医師の
座席を事前に把握でき、急病患者への対応が素早くなる。こうした制度は日本の
航空会社として初めての試み。従来は必要な場合機内放送で医師に協力を呼び
掛けるいわゆる「ドクターコール」で対処してきたが、呼びかけた際の医師の呼応率は
50%程度とのこと。しかし応じた人物が本当に医師であるかどうかの検証が難しい
など問題点はいくつかあったようだ。JALの場合ドクターコール数は国際線を重点に
年間240件程度。この制度がうまく運用されれば命拾いする人も増えるかも知れない。