通常この地域の最大都市の名を冠して「根室中標津空港」と呼ばれる。
しかし空港から根室市までは80kmもの距離がありバスで95分かかる。
滑走路方向は08/26長さ2000メートルである。国内最東端の空港で中標津町の
市街地からは北西に約4km(バス10分)の平坦な牧草地のまっただ中にあり、いかにも
北海道らしい景色に恵まれた飛行場だ。年間の乗降客数はこのところ
18万人前後で推移している。

1944年旧海軍の飛行場として開港。しかし翌45年には米軍の
空襲で破壊され以後10年以上放置され荒廃した。1957年当時の
北日本航空が遊覧飛行を行うために再開、59年には札幌との間に
定期便を就航させた。1989年には現在の滑走路(08/26)が
供用開始となり、日本で唯一と言われる木造3階建てのターミナル
ビルもオープンした。