ある旅行雑誌が<終着駅への旅>の特集を組んだ時読者アンケートを行って
「行ってみたい終着駅」ベストテンを集計した。そもそも終着駅の定義は曖昧だ。
一般的にはある鉄道路線の両端の駅、それもそこで行きどまりになっている駅、
ということになるだろうが、ある列車の終点も終着駅と言える。しかしイメージと
しては「哀愁漂う」とか「郷愁に満ちた」「寂しい」などの表現が似合う駅ではないだろうか。

1位:稚内駅(北海道)
2位:枕崎駅(鹿児島県)
3位:根室駅(北海道)
4位:青森駅(青森県)
5位:長崎駅(長崎県)
6位:三厩駅(青森県)
7位:増毛駅(北海道)
8位:鹿児島中央駅(鹿児島県)
9位:函館駅(北海道)
10位:大湊駅(青森県)

やはり北が多い。そして昭和の匂いと演歌が
似合いそうな佇まい。これからの季節、一人列車の旅
に出て終着駅に降り立ち、駅前の淋しい商店街にある
赤ちょうちんで熱燗、なんていかがです?ランクインした
終着駅はどこも日本の末端地域にある駅。途中までは
格安チケットで飛び、スマートに列車に乗り換えれば
時間も懐も負担が少なくてすむ。