2012年の運行開始以来各地から日帰りで旅を楽しむ「弾丸ツアー」を提唱して
きたピーチアビエーション。当初話題を呼んだのは大阪からの日帰り沖縄だった。
たしかに運賃の安い時期を選んで往復が1万円以下に抑えこめたら郊外ドライブ
とさほど変わらない費用で沖縄旅行が楽しめるというのは魅力的なことだと思う。
せわしない、とか、せっかくなのにもったいない、という思いさえ封印できれば
のことだが。

ただ沖縄までの飛行時間は2時間を越える。そこでお薦めしたいのは松山である。
関空-松山は約50分。ピーチ現行スケジュールでの日帰りプランは
関空発午前8時ちょうど。松山着は8:55である。帰りの松山発が20:35で関空
着は21:25となる。なんと現地滞在時間が11時間も確保できるのだ。

日帰りの場合現地空港から市内までが遠いと支障をきたす。その点松山は空港から
市中心部の松山市駅までもバスで20分という近さである。

松山市内は伊予鉄道の市内電車を使えばおもだった観光地をめぐることが出来る。
松山城坂の上の雲ミュージアム子規堂といったスポットをゆったりと巡り、石手寺
まで足を延ばして道後温泉本館で入浴と休憩、その後瀬戸内海の新鮮な魚介
料理を満喫しても時間には充分なゆとりがある。ここはひとつ俳句でもひねってみて投稿
してみてはいかがだろうか。これこそ旅の余裕というものである。