画面を分かつ強烈な明暗のコントラストにより17世紀ヨーロッパの
美術界に大きな足跡を残したミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ。
その偉大な画業と、殺人まで犯した悪辣な実生活とのアンバランスが常に謎を
呼ぶ天才画家の展覧会が3月1日から東京・上野の国立西洋美術館で始まって
いる。会期は6月12日まで。

今回の展覧会ではイタリアの代表的な美術館が所蔵するカラヴァッジョの
作品と、その影響を受けたカラヴァジズムの作品約50点と関連資料が展示
されている。